Sunday 26 August 2012

ライヘンバッハ・ヒーロー♪

長い間ほったらかしていました>_<
気づけばNHKの放映も終わっていましたね。

数ヶ月前からBSの調子がおかしくて、写らないので会社の人に頼んで録ってもらい、ようやく昨日3話を見ました。
3話だけ、未見でした。イギリスからDVDまで買っといてこのていたらく…

でも3話、面白かったです。
まだ日本語版しか見ていないけど。
モリーとシャーロックの関係が、甘酸っぱくて萌えちゃうわ。
もう、付き合っちゃえよお前ら!!(ありえない)
モリーが、なんだかんだ言ってドMなので、意外と相性がいいと思うのだよね。まぁ、ふつーの恋人同士みたいな付き合いはイメージできないけど。
特に2回目の長いシーン、追いつめられたシャーロックが青い顔してモリーの研究室(モリーの研究室ではないか?;)にやって来たときのシーンはよかったね。手負いの動物みたいな顔しちゃって、あの顔で頼まれて断れる女性いないでしょ(笑)ずるいわねーシャーロック。でもいいのよ、モリーになら。モリーはたとえうっとおしい子ちゃんでも、心がきれいだから、ああいうシャーロックの顔を見る権利あると思うよ。

たぶん、自分の死体の替え玉になるような死体をモリーに調達してもらうために、行ったんだよね。
あの憔悴した表情が、演技でないことを祈る(笑)もし演技なら嫌いになっちゃうわ、シャーロック。たとえ演技でも、モリーは腹も立てないだろうけれど、私は腹立つ(笑)

あと、職務と情の板挟みになってるレストラードにも萌えちゃうわ。
部下の造反でシャーロックを逮捕しなければいけない羽目になり、それを潔しとしないシャーロックが逃げ出して、ますます自分の立場を悪くしてしまうのを見たときの、
「ああーもう!」
みたいに顔を覆ってがっくり来てたレストラードは抱きしめたいくらいでした。
なんていい人なんだろう。あの二心のなさ。
シャーロックの理解者の一人だよね。シャーロック、分かってんのかな。彼の理解者はジョンだけじゃない。むしろ、レストラードのほうが立場的にシャーロックを支持するのが難しいのに。ああごめん。これはひいき目なのよ、分かってるんだけどさー。
ルパート・グレイヴス、かっこいいんだもん。若い時の顔しらんけど、年取った今の顔のほうが絶対かっこいいと思う。グレイの髪とか、シワとかが最高なのよ。きゃっ。

後は、シャーロックが死んじゃったと思って、墓石をひっかくようにしながら話しかけるジョン。
墓石にガバとすがってオイオイ泣くとか、いう悲しみ方じゃないのだよね。まだ信じられないから、墓石をしっかり掴んで、その冷たさとか実感しちゃうと、死んだ事認めなきゃいけなくなるから。でも、シャーロックに一番近づけるのは、その場所でしかない気がして、近寄りたいような、近寄りたくないような気持ちでいる。
だから、あの、引っ掻くみたいな触り方なのかなって思ったんだけど、別の見方をすると、ご主人に先立たれた犬が、途方にくれて前脚で墓石引っ掻いてるみたいな…
そんな風に見えなくもなくて。

今回、マイクロフトはいまいち、いいとこなかったですね。
シャーロックの半生喋っちゃったりして。それにしても、何を喋ったのか聞きたい。
そんな、新聞に載ったらうろたえるような話って、きっと普通じゃないぞ。
→考えてみました。
○内ももにあるホクロの位置を当てられた。
○小学生の時給食費を盗んで推理グッズを買ったことをバラされた。
○好きなAV女優をバラされた。

…ま、まさかね。
だとするとやっぱり、えげつない推理力でもって誰かの恥部を暴いた、みたいな。
母親とか、お世話になった誰かだとか、そういう近しい人との関係を著しく悪くしたような何か、とか。
そういう過去の汚点かな。見てみたいなぁ。過去の話。素敵なあの人の過去の話、って、少女漫画じゃ鉄板なんだけど。

あの、キティという女性の配置はなかなか良かったですね。キレ者ぶって、ただ事態をややこしくしてるだけっていう。
でも、もしリチャード・ブルックがDVDまで出してる人気者なら、裁判で顔が出た時に誰かが何か言うだろ、と思うんですが。

最後モリアーティは死んだのかなぁ。
原作じゃライヘンバッハで死んだことにはなってるけどね。
今回のfallは「滝」と「凋落」をかけたのね。なるほど。

Thursday 24 May 2012

番外編#2『裏切りのサーカス』



見て来ました@東宝シャンテシネ。木曜日のレイトショーにしちゃ結構な入り。7割くらいは埋まってたかなぁ。
見終わった感想としては、思ったほど自分の好みにどストライクではなかったんです。
面白く見られたんですけどね。
やっぱりね、痛いシーンとか、ダメなんですよ。軟弱者ですから。
カンバーバッチ氏、金髪ストレート、かわいいじゃないですか。お似合い。黒髪もいいけどね。
でも、やっぱり一番存在感を放っていたのはゲイリー・オールドマンasスマイリーでしたね。あまり彼をこれまで意識してみてなかったこともあるんですけど、私のイメージからは別人みたいに見えました。
後、コリン・ファースの軽い男っぷりも意外で面白かった。
どのキャラも、もうちょっとじっくり見たかった、というのはあるかな。
みんな個性的だから、一瞬なぞるだけじゃなくて、一人一人のストーリーをもっと追いたかったです。

後半、スマイリーが敵を徐々に追いつめ始めるシーンがクライマックスへの序章だと思うんですが、そこから最後へ向けて、ちょっと盛り上がれなかった。最後まで、かなり淡々としていたので。
私個人の好みとしては、もうちょっと爆発がほしかったかなと思います。火薬ってことじゃなくて、場面の爆発というかね。
残酷なシーンはそれなりにあったんですけど、そういうことでもなくてね。

Monday 19 March 2012

掟破りのガイ・リッチー版(笑)


BBC版をお好きな方はもしかするとお嫌いかも知れませんが、映画のほう。
『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』
見て来ました。

私、コレも好きなんです。1も見て、とっても気に入ってしまいました。
たぶん、原作ファンじゃないからですね。むしろ私はルパン三世には一家言もつ人間なので、コレ見て
「ルパン三世みたい」
って言われるほうが

なんでだ!怪盗と名探偵だぞ、全然違うだろ!!アイリーンが不二子だと?テキトーなこと言うな!!!!!

と、プチ切れしてしまいます。ブチじゃないですよ。プチブチ切れ?(笑)

ロバート・ダウニーJrがいいんですよ。あの、おっきなお目目。伝統的なホームズ像とは真逆ですよね。薄汚いし、上品じゃないし、全然イギリス人ぽくないし。背もちっちゃい。
でも原作のホームズも結構武闘派ですよね。それに、そんなに清潔でもない。
だから、まるで原作度外視ってことじゃないんじゃないかなと思います。BBCのはキャラクター像はわりとオーソドックスで、設定が斬新。映画はキャラクターが斬新で、設定がまんま、と思ってます。

それでRDJrなんですけど、なんすかねー、巧まざるうまさがありますよ。ってなんか矛盾した言い方だけど。見た目はちっともスマートじゃないのに、仕草の端っこに現れるスタイリッシュさ、滲み出る可愛げ、ちょっとさびしんぼーな風に潤んでいるおっきな黒いお目目。
なんか知らんけど、元はそれなりに高貴な生まれだったのに、暴力的に回転の速い頭脳をコントロールできず身を持ち崩してしまった不運な人って感じがしちゃうのね。

それから、映画版のホームズとワトソンもけっこーいちゃいちゃしてるんですよ。
不思議なもんですよね、同じホームズを題材にとって、同じようなケミストリーを感じさせる2人の役者が並び立つってうのは、不思議な因縁を感じる。
BBCの2人は、もうイガミあってるのも前戯みたいなもので(あらはしたない)そばで見ているこちらもモジモジして来ますが、映画の2人はもうちょっと対等で、もうちょっとガチ。見てると、思わずニヤリとして、こちらも一緒に楽しめる。映画はホームズにもワトソンにも思いを寄せる特定の女性がちゃんといて、そちらに振り向ける心の部分もしっかりと持っている。男同士でいちゃいちゃするには、実はそれは大事なファクターのような気がします。
BBCのジョンはとんでもない不誠実男にされちゃってるからなあ、今の所。拠り所がシャーロックだけだからちょっと、予定調和なんだよなぁ。

でもBBCももちろん好きなんですけどね♪

っていうかまたしても、いろいろ書いたわりに、ストーリーには触れていないという(笑)
まいっか。ネタバレ避けましたってことで^^;

Saturday 10 March 2012

Hounds of Baskerville 視聴1回目♪

なるほどこれは原作だと一族の名前だけど、このシリーズでは場所の名前にしたわけですね。なのでsがついてないのですか。確かになんとかヴィルって、地名っぽいな。

今回はミステリーと謎解きに主眼をおいているので、こんなもん字幕なしで見ようと思う方があほでした。悪あがきよね〜。どうせそこで生まれ育った人ほどのレベルにはならないのにね〜。どうして、あんな風に聞けたら喋れたらいいのになんて、考えてしまうのだか。何がそんなにカッコよく見えてしまうのだか、ちょっと悔しいような気もします。
ま、でも、M. フリーマンの英語はほんとに真似したい。あの、軽妙洒脱、打てば響くような彼のキャラクターは英語の持ち味によくフィットしてる気がするんだな。

毎回ロケーションが凝っていますが、今回はダートムア地方。1話でアイルランドの草原を出していたけど、今回はごつごつした岩が目を引きました。バスカヴィルは伝説の人食いハウンド犬?を売り物にした観光地でもあり、軍隊の基地でもありという設定のようです。そこで動物実験が行われているらしい。

動物実験かー、こんなん、ドラマの設定でも、動物愛護団体から抗議が来んのかな、と思いながら見てました。ヨーロッパは、そういうの過敏なくらい反応するイメージがあるんですが。でもまぁ、1話も、女性の人権保護団体みたいなのから抗議来そうか。笑

私はだんだんシャーロックの性格が苦手になってきまして、もうちょっとジョンに友達らしいところを見せなよ、僕の友達はひとりだけだなんて、思わせぶりなこと言うくらいならさ。と思って見てました。今の所、ジョンはシャーロックの理解者ではあっても、友達っていうほどの感じがしないんだよね、特にシャーロックの側からは。今回ふと、なんでジョン、シャーロックといるんだろうと思ってしまった。
面白い事件がないとイライラして周りの人間に当たり散らす性格、ほんと、めいわくよねー。特にジョンに対しては、許してくれると思ってワガママをセーブしてないところがまた、はらたつわー(笑)まあでも、本人にもどうしようもないんだろうな。なんたって頭が回り過ぎちゃうんだから。でもあの、mental palaceだっけ。あのシーンはちょっと、なんていうか………  ちょっと………ですが、そういえば今回、
「Look, John! I'm afraid」
みたいに言ってた場面はちょっと萌えでしたね。神経質な人が感情を昂らせているのを見るのは私、いつも萌えなんですが、あの場面はB. カンバーバッチ氏が良い味を出していました。恐れている、でもそんな人間くさい感情に囚われる自分が許せない。ああ、絶好の萌えポイントだわ!!!!めっちゃ手にぎりたかった(笑)あの細くて長い手を。そんなんで落ち着くシャーロックではなかろうが。

今回はドレスダウンしたレストラードも見られます。いやー、グラサンかけると大門刑事みたい(from西部警察)。声もステキだし、こんな人が片田舎に観光で来てたら目立ってしょうがないよ。地元女性騒然でしょ。でもなー、きっとレストラードは奥さんにloyalだから(何の話?)。でもほんと、しわがれ具合が絶妙で、いい声です。

今回は出番控えめのマイクロフトでしたが、問い合わせが来た瞬間、「あーもう」ってすぐ分かってたのが面白かったです。さすがの兄弟コンビです。じっさい、シャーロックのpassionとマイクロフトの権力が組み合わさったら、2人の頭脳は言うまでもなく、もうどこでも行けますよねー。見てて痛快でした。まあ、シャーロックなら、
「別にマイクロフトの助けなんかなくても、僕だけでもどこだって行けるさ。マイクロフトの名前があればそれがまぁ、0コンマ3秒くらい速くはなるかな」
とか言うでしょうけどね。間違いなく。

後、女性と話す時のジョンの舌の滑らかなこと(笑)いいわぁ〜ジョン。っていうか、こういう時のジョンはジョンというより素のM.フリーマンに見えるけど。女性と向き合ってると、すごく楽しそうなんですけど、この人。なんとも言えない魅力が出るよね、cuteだけでもないし、sexyだけでもないし、一言では言いにくいけれど、でもその両方が確かにあるんだなぁ。

ということで、ストーリーはネタバレしてないけど、大丈夫かな。
その他の美味しいところは結構ばらしちゃった気がする、すいません;;

Sunday 19 February 2012

ララ・パルヴァーがめっちゃ歌うまい件

YouTubeで見つけました!

アイリーン・アドラーをやってたララ・パルヴァーちゃん、歌めっちゃうまいっす!
それにこのクリップの彼女は赤いトップスがよく似合って、健康的で、明るくて、かわいい☆

ホレました!!

アイリーンの時のダークさとは対照的。
こんなうまいの、たぶん舞台女優さんですよね。演技力が確かなのもうなずけます。
light-heartedなラブコメで、おきゃんな可愛い女の子とかやってみてほしい。

いやーコレいいわ。ご飯三杯イケる(そればっかりか)

超ネタバレのScandal in Belgravia感想

さて、ついに字幕付きで見ました!
このブログ、折り畳めないみたいなので、ネタばれされたくない方は回避してください。半端ないバラし方をしますよ〜。
ただし、もう話は分かってるので、どちらかというと細かい話ばっかりします^^;
→→→








字幕がつくと、また一段深く味わえていいですね〜。
なんたって、まだ1話しか見てないですから(笑)
次の週末から1週間ちょっとロンドンに行ってくるんですが(溜まりに溜まったマイルの解消☆)、向こうでDVDの残りとか見てるんじゃないかと心配になるわ〜。

アイリーン・アドラーの家の前で、「殴ってくれ」と言い出すシャーロックに、なんかジョンがおもろい返しをしていたな〜と思ってはいたんですが、ようやく分かりました。
シャ「殴ってくれ」
ジョ「は?」
シャ「殴ってくれって言ったんだ。聞こえなかったのか」
ジョ「君が殴ってくれって言ってるときはいつも聞こえてるが、たいていはsub-textにおいてだ」
つまり、直接殴ってくれって言われることはないけどシャーロックがあまり無茶なことを言うので、殴ってほしいのか?と思わせる事はよくあるってことね!そりゃそうだよね!^o^

そして、シャーロックが「Vatican Cameos!」って叫ぶ場面。
字幕なしの時はもちろん分からなくて、字幕ついても分からなかったという(笑)
何か慣用句的な表現なの?と思ってちょっと調べてみたらYahoo!UKの知恵袋的なフォーラムでも質問してる人がいて、どうもこの場面だけの言い回しですね。
原作ではバチカンのカメオ事件みたいなのがあったような記述があるらしくて(詳細は触れられていないけれども)、たぶんそれを借用してるのだろうと。
その事件でも同じようなカラクリが使われたという前提で、あの場合シャーロックとジョンにしか分からない暗号として、ジョンに「伏せろ!」ということを密かに告げたのだろうと。
シャーロックとジョンにしか分からない暗号、なんて、ファンに取っちゃ萌え萌えポイントなのに、結構あっさりスルーしていきましたね。怒濤の編集作業の過程で、何か落とされていったのかも知れないなぁ。あるいは、ワトソンのブログに何か書いてるのかなぁ。

そういえば、サラ消えたな〜…。残念。殺されかけたのにその後もケロッとしてたから、こりゃジョンとお似合いだと思ってたのに。
それにしても、ジョンはいきなりとんでもないwomanizerになりましたな。似合わないよ。そりゃ、ある程度女性遍歴を持ってもいいけれど、あの描き方じゃ女性に対する誠実さがまるでない。
まあ、でも、分かってるんだ。ジョンとシャーロックといちゃいちゃさせたいんだよね。そのためにはステディな女性がいちゃ邪魔になるんだろう。

「今回は僕の靴下の配列を君が変えなかったことを祈るよ」
とか言うくらい、自分の部屋がちょっとでも変わってると気づくはずのシャーロックが、アイリーンが(ま、本人かどうかは分からないけど)マンテルピースの上に置いた箱に気づかなかったとは、これいかに。
これはねー、やっぱり、アイリーン憎からずの気持ちがシャーロックにあるからじゃないのかな〜と思っちゃうんだよね。(ただの深読み)
自分から見て異質なものに極端に敏感なんじゃないかと思う、シャーロックは。繊細でもあり、頭脳明晰でもあるからね。アイリーンはその意味ではシャーロックに近い側にいるから、空気に親和性があるというか、そんな感じじゃないのかな。箱も、シャーロックが置きそうなところに偶然置いちゃうとかさ。想像だけど^^;
アイリーンがベッドルームに入り込んでいた場面だって、いつものシャーロックの速さなら、部屋に入った瞬間に気づいてもいいくらいなのに、結構手間取ってたし。アイリーンのいる空間に、一種の心地よさがあったりするのでは?
女としてアイリーンを見てたっていうより、ツインソウル的な…自分自身のような感じ。

モルグでアイリーンを見て、彼女で間違いないって断言したシャーロック、まぁ、スリーサイズが分かるから、顔がなくても当てられたんだって話なんだろうけど、それでもな〜、シャーロックともあろう人が、スリーサイズが一緒なだけの別人を、そう簡単に見間違うかなとは思うんだけど、その後の、
"This is low tar."
"Well, you barely knew her"
は、なんか、リズムもいいし、セリフ自体も乾いていて印象的な場面でした。

そして暖炉のシーン。いいよね。何回でも見られる。ご飯三杯イケる(笑)
Have you ever had anyone?と、唐突にアイリーンに聞かれ、いぶかしげに眉をひそめながら
"I'm sorry?"
って聞き返すシャーロックはなかなかセクシーでした。
シャーロックのような、冷たい、無感動な感じの人が、恋の罠をかけられて「は?」みたいに眉をひそめ、ひそめながら、今にも堕ちて行きそうな感じ、萌えだなあ。
暖炉っていうのがなー、またなー、小道具としては最高だよね。ベタだけど。ベタでもやっぱり暖炉だよ。ドキドキ感が増します。
そして怒濤のLet's have dinner口説き!
この口説き文句、おしゃれだよね。「お腹はすいてないの。食事しましょう」「あなたの帽子、正直言うと悪くないわ。食事しましょう」(だったっけ)とかさ。なんにでも「Let's have dinner」ってつける。
食事って行為自体、官能的だと言えなくもないので、これはなかなかセンスのいい口説き文句だと思う。最初から最後まで出て来て、結構好きだった。

最後に「脈をとった」「瞳孔が拡大していた」の発言、あれはシャーロックのカマかけじゃないかと思う。恋じゃなくても脈は速くなるし、瞳孔が拡大することはあると思うんだけど、そう言うことでアイリーンが動揺したから、それで馬脚を現したよね。あれはシャーロックが一枚上手だった。
「許しを請えっていうの?」
「そうさ」
そしてアイリーンが実際に負けを認めて打ちひしがれるのを横目で見ながら、
「食事のことは忘れてくれ」
という、見事な鬼の返し(笑)
シャーロックのSっぷりが炸裂してました。

モリアーティからはvirginと陰口きかれてるシャーロックですが、さて、この回を見ても結局それがほんとなのかどうか、分かりませんでしたね。
あの鬼の返しができたのは、彼がvirginだからなのか(しかしNHK、これをどう訳すのかしら^^;)、それとも??
私はそうじゃないと思ってるんですが。だってぶっちゃけ、シャーロックくらい見た目もよくて頭もよくて、な人には、自分にその気がなくても向こうから来るでしょうから。そしてシャーロックのあくなき探究心からして、それを知らないって状態に彼が耐えられるとも思えないんだよね。心の底から愛した人がいるとかいないとかじゃなく、virginかそうでないかって話なら、そうでない確率のほうが高いんじゃないかな。ただ、自分は恋愛向きじゃないっていうのには気づいてる。だからジョンに聞かれた時、It's not my areaって言ったんだと思うんだよな〜。経験があるからこその、「向いていない」発言じゃないかと。まぁ、この方面の話は、もうこれ以上掘り下げられないだろう、たぶん。今回が最高に彼が恋愛に近づいた回になるんだろうな。残念である。

そういえば「死のフライト」は、字幕見ても、分からんかったなぁ。つまり、モリアーティ一味が飛行機テロをたくらんでて、それを見抜いたマイクロフト側が死人を乗せたフライトを用意したが、そのことがシャーロックが暗号を解いたせいでアイリーン経由でモリアーティに伝わってしまい、計画が全部ダメになってしまったってこと?
ってことはテロリストは飛行機に乗り込むタイプの自爆テロじゃなく、空港でそのジャンボに爆弾をしかけて逃げることにしてたんだろうね。で、飛行機は操縦士なしで飛ぶから、被害者は出ないと(でも、ジャンボってリモコンみたいなもんで飛ばせるのか?)。

そのへんをもうちょっと詳しく説明してほしかったなぁ。時間足りなかったのかなあ。
ちゃんと深く考えてあるのかも知れないんだけど、放送分だけだと、矛盾だらけに見えちゃうんだよ。あの、最初のテロで爆発した飛行機に乗らなくて、その代わりに車のトランクで見つけられたあの死体とかは、どういうわけであの状態になったんだろう?
そんで、モリアーティにばれたって分かった後のマイクロフトの落ち込みっぷりも極端だよね。あそこまで落ち込むことなのかい?そりゃ失敗は失敗だけどさ、海千山千のはずでしょ、マイクロフトって。別にそのせいで人が死んだわけじゃなく、それほどの大金がふっとんだという感じもしないのに、あんなに凹むなんてなんか素人みたいだよ。あの場面全部削除して、飛行機のからくりを説明するシーンを入れて欲しかった。

最後の場面は前にも書いたけど、好きじゃなかったです。アイリーンがあんなにやすやすと敵の手におちて、しかも従容と運命に従うとは、とても思えないので。
そこでシャーロックが助けにくるのは、それはそれで面白いですけれども、アイリーンがちょっと情けなかったな。だから、ジョンとマイクロフトの会話の中で死にました、でよかったんじゃないかと思う。まあ、生かしておいてS3でもしかして使うかもしれんし、てことなんだろうけど、死にました、にしといて後で復活したって別にいいじゃん、アイリーンなんだし。むしろ、会話の中だけで語られるから、視聴者にはどっちか分からないまま終わるなんていうのも余韻があっていいけれど。あの場面全削除して、飛行機のからくりを説明するシーン入れて欲しかった。(笑)

最後に、そのジョンとマイクロフトの会話の中で、
「シャーロックは小さい頃、海賊になりたかった」
という話がでてきましたが、私はpirateをpilotだと思って、なるほど、飛行機の操縦士か、と思っていたんだけど、海賊だったんだ。かわゆすねー。
操縦士より海賊になりたい弟、きっと、やんちゃで夢いっぱいだったんだろうなぁ。

あっそうそう。
S1の時ジョンに言われて、007シリーズ見ておいてよかったね(笑)

Monday 6 February 2012

番外編『ターゲット』

S2はいまだに1話しか見ていないというヘタレっぷりですが(もったいないし、没頭できる時間が少なくって^^;)
M.フリーマンが出演している「ターゲット」という映画をDVDレンタルして見てみました。

といっても彼はチョイ役で、主役はビル・ナイとエミリー・ブラント。
どっちも好きな役者さんです^^

映画はマイルドにブレイクしている英国俳優総まとめみたいな感じで、他にもルパート・グリント(ハリー・ポッターのロン)とか、ラブ・アクチュアリーでビル・ナイのマネージャーとして出てた太っちょおじさんとかも出てます。
話はイギリスらしい作りというか、コミカルで軽いテイストの話なのに無意味に人をやたら殺したりしてちょいブラックですが、それなりに面白かったです。役者陣もマイルドに売れてる感じなら、ストーリーも大盛り上がりのない、マイルドな仕立てでした;いえ、悪くはないんですが。

ビル・ナイは、ラブ・・・やパイレーツ・ロックで見たような、ファンキーなおじさん役しか知らなかったので(でなきゃタコのおばけとか^^;)、あんないかにもな英国紳士(殺し屋だけど)をやると意外で、それがかなり面白かったです。
なんだ、普通の役もやれるのね・・・みたいな。
エミリー・ブラントも、着てる洋服がいちいち可愛いし、いかにもな美人というよりはファニーフェイスっぽいのであの役はぴったり。
ルパート・グリントは、やっぱりああいう立ち位置なのね・・・と納得したり。

M.フリーマンは後半以降出てきますが、ぴったりと髪をなでつけてシャーロックの時とは趣を変えてるだけでなく、ちょっと人格の破綻した、そこまで腕がいいわけじゃないのにプライドは高い、そういう殺し屋を上手に演じていて、これも面白かったです。ジョンの時の人のよさ、頭のよさ、正義感、そういうものを微塵も感じさせませんでした。素の本人はジョンに近いのではと思うのですが、それを全く消し去って、よくもまぁあんな小物感を出せるもんだなと感心。
チョイ役だからあまり出番がないんだけど、その限られた場面の中でいちいちneatな演技をしています。
ビル・ナイの役名「メイナード」を若干「マイナード」寄りに発音する、軽いロンドン訛りにもちょこっと萌え。うふふ。

やっぱり、役者さんは顔とかスタイルじゃなく、演技がうまいのが一番。だって、役者さんなんだから。
最近はますます、そういう気持ちになっています。

雰囲気だけでスクリーンの中に立っていてもいいと思えるのは、高倉健さんぐらいだねぇ(笑)
「あなたへ」楽しみ~♪
(シャーロックに全然関係ない話ですいません)

Wednesday 1 February 2012

2回目。

Scandal in Belgraviaをもう一度、字幕なしで見てみました。
まだ分からない…ヒコーキのくだりがなぁ…いまだに分かりません。あれは何なんだ?

ベルグレイヴィアの位置が実は、いまいちピンと来ず。
地図で見て、ああこのへんね、と思っても、その辺の景色が像を結びません。
なんか悔しす。私以外の人にはどううぅっでもいいことですけど。

アイリーンがタクシーを降りて、通りから家に入る時のシーンは、めっちゃエクレストン・スクエアに見えるんだけど。気のせいかなぁ。まぁ、ベルグレイヴィアに漸近線??

ベルグレイヴィアっていうのが通好みなチョイスなんだろーなー。
チェルシーとかサウスケンジントンじゃなくてさ。
だっていまいちピンと来(以下略

そういえば、今回はハドソンさんがかなり出張ってましたね。前も書いたけど、あまりハドソンさんにプライベートに介入してほしくないんだけどなぁ…
もうちょっと、家主としての線を引いてほしい。仲良しクラブをやってるんじゃないんだから。今回のハドソンさんの立ち位置は、パイロット版のStudy in Pinkとかなり似てました。

後もう1回くらい、字幕なしで見てみよかな。

Saturday 28 January 2012

ネタバレしないScandal in Belgravia(笑)

っというわけで、1話は見ちゃいました。
すみませぬ!まだ見ていない皆様!!
でも、字幕付けないで見たので、7割くらいしか分かってません。
まあ、これからゆっくりじわじわ何回も見て、もういいかって思ったら字幕つけようかと。
個人的には、バタシー発電所がちらっと出て来て嬉しかった。毎朝、あれをバスの窓から見ながら仕事に通ってたもんです。^^

もいっこ、本筋に関係ないことで嬉しかったことは、ジョン、スタンフォードとまだ付き合ってるんだな〜ってこと。出て来ないけどさ^^;
私、スタンフォード好きなので。自分は普通だけど、友達が普通じゃない世界の人間でもわりと受け入れちゃう器の広さというか。
本人は出て来ないのかなぁ。ちょい役でいいので絡んで欲しい。

話が若干分かってないからか(笑)、ストーリーは思ったより中だるみすることもなく、ちゃんと見られました。まあ、シャーロックがちょっと色恋沙汰に踏み込む話ですからね〜
見てる方としてはそれだけで面白いっすよ。ええ、私なんて下世話な人間なんです。
後、アイリーン・アドラーが思ったより若くなくて面白かった。アメリカの話だったらとびきり美人なピチピチ20代を連れてくるとこなんだけどな。
やっぱイギリス人ってひねくれてるのかしら。
そうそう、アメリカ人をあほっぽく描くのもやめたほうがいいと思うんですけど。私の今の上司がアメリカ人で、彼は『シャーロック』結構好きでDVDとか持ってるんで、彼がこれを見たらどう思うんだろうと私がいらぬ心配をしなくちゃいけなくなりますので。^^;

最後のパスワードのトリックはなかなかおもしろかったですね。
まあ、90分かけてアレが言いたかったんだなと腑に落ちたというか…笑

ただ、最後の最後のエンディングは、私は好きじゃなかったです。あれはないほうがよかった。マイクロフトの話で終わっててほしかった。ばちゃばちゃした雨の降る、あの若干shabbyな店で。
これは、単純に好みの問題なんですが。放送分のラストも、しゃれてるっちゃしゃれてたんですけどね。

さあ!ネタバレしない感じで書いたぞ!!

着きました〜


本日届きました☆Amazon UKより。

ヨーロッパのAmazonは同じパッケージで送るんですかね。
Amazon.deとかAmazon.frとかもサイドに書いてました。

このパッケージ、コンパクトでいいですね。
ポストにぽろんと入ってましたよ。
日本のAmazonで買うと絶対ポストに入らなくて、不在だと郵便屋さんが持って帰っちゃうんですよね〜。すっごい不便。

6000マイルの彼方からはるばるやってきたものがこのパッケージで済むのなら、国内向けのあの包装は過剰としか思えません。

さて、中身の方ですが、カバーを見ただけでまだ開けてません。
今週は忙しくて、明日までそれが続くので、いや日曜も忙しくなりそうなのかな?
ヘタするとこの次の週末までおあずけかも?^^;

せっかくならゆっくりと見たいので。

Monday 23 January 2012

アマゾンUKの書評を読んでみた

余り詳しいネタバレはノーサンキューだけど、すでに見た人の反応が知りたいと思ってamazon UKのレビュー欄を見てみました。
すでに40件以上のレビューが。人気ですね〜。

9割方五つ星がついていましたが、あえて評価の低い人のを読んでみました。
それを見ると、全三話のうち、Scandal in Belgraviaが一番評価が低いみたい。
アイリーン・アドラーの描き方がいまいちだとか。
あくまで、人の感想なので、全面的に信じるわけじゃないけどね。

逆に一番いいのはHound of Baskervilleみたいです。

アイリーン・アドラーは、ホームズを出し抜く事のできる頭のいい女性ということになってるので、そのへんがどう描かれるか楽しみなのですが。
頭が良くて、セクシーっていうのが、いいじゃないですか。不二子もファーストシリーズではそうだったよ(いきなり?)。でも、あっという間にナイスバディーなだけの頭弱い子ちゃんになっちゃったからなぁ。キャラの造形としては、難しいのかもしれんなぁ。

トリックが弱い、みたいな指摘もあったんですが、トリックが弱いのはS1からだよね?何度も繰り返してみると、あれおかしいな、っていう部分はいっぱいあったと思うので、S2だからっていうものじゃない気も。

M.フリーマンはなかなか頑張ってるようですよ。これは楽しみ。

Sunday 22 January 2012

My order is dispatched

アマゾンUKからDVDが発送されたそうです。
昨日メールが来ました。
1週間くらいで届くのかなー?

楽しみです。

ワトソンのブログはガツガツ更新されてるよーですな。
しかし、読むわけにいかないわ。本編を見るまでは。

S2もクリフハンガーで終わったそうです。
クリフハンガー、つまり主人公が崖にぶらさがって、「あわやどうなる!?続きは次回!」
みたいな引っ張り方をして終わらせるやり方、なんですかね。
で、S3もあるそうです。それは、いいんですけど。

マーティン・フリーマンがいじめたくなるような可愛い顔をしてるからって、シャーロックのパシリみたいに使われるのは、ほんと、笑えないというか、私は嫌なんだけど、どうもその路線にいっちゃってるよーなんだよな・・・

もうちょっと、骨太な展開を期待したいものです。
とりあえず、DVDの到着を待ちますか。